作曲:シューマン|「花の曲」「アラベスク」「フモレスク」「ウィーンの謝肉祭の道化」《ウィーン滞在中の代表作》
シューマン、ウィーン滞在中のロマンティックなピアノ曲
シューマン
シューマンは、ロマン派を代表するドイツの作曲家
ショパンと同じ1810年生まれの作曲家です。
ウィーン滞在中の代表作
シューマンは、1838年の秋から1839年の春にかけてウィーンに滞在していました。
この時期は、後に妻となるクララとの結婚を、クララの父であるフリードリヒ・ヴィークに猛反対され、シューマンにとっては先が見えず不安定な時期でした。
しかし、そんな時期にも関わらずシューマンはこの時、優雅でロマンティックな曲をいくつも作曲しました。
※ヴィークはクララの父であり、またシューマンのピアノ教師
アラベスク ハ長調作品18
曲目:Arabeske op.18(アラベスク ハ長調 作品18)
作曲:Robert Schumann(ロベルト・シューマン)
演奏:Ben Lepetit
Ben Lepetitは、Deutschlands Superhirn(ドイツの超頭脳)に記載されているピアニストです。
Ben Lepetit / YouTubeチャンネル
アラベスク ハ長調作品18は、1839年に作曲されました。
アラベスクと題するピアノ曲を作曲したのは、シューマンが最初と言われています。
Wilhelm Kempff plays Schumann: Arabeske Op.18 & Papillons Op.2 (1961) / YouTube
曲目:Arabeske op.18(アラベスク ハ長調 作品18)
作曲:Robert Schumann(ロベルト・シューマン)
演奏:Wilhelm Kempff(ヴィルヘルム・ケンプ)
ヴィルヘルム・ケンプ
花の曲 変ニ長調 op.19
Robert Schumann - Blumenstück, Op. 19
曲目:Blumenstucke(花の曲) 変ニ長調 op.19
作曲:Robert Schumann(ロベルト・シューマン)
演奏:Vladimir Horowitz(ウラディミール・ホロヴィッツ)
花の曲は1839年に作曲されました。
シューマンがジャン・パウルの文学に触れて創作したと言われています。
明るく始まりますが、どこか情緒漂う感傷的な作品ですね。
フモレスケ 変ロ長調
YouTubeで「schumann humoreske op.20」を検索する
ウィーンの謝肉祭の道化
BUNIN plays SCHUMANN Carnival Jest from Vienna Op.26 COMPLETE (1988) / YouTube
曲目:Faschingsschwank aus Wien(ウィーンの謝肉祭の道化)
作曲:Robert Schumann(ロベルト・シューマン)
演奏:Stanislav Bunin(スタニスラフ・ブーニン)
シューマンの滞在中ウィーンでは謝肉祭が行われていました。
謝肉祭に触れたシューマンはその情景を描写し「ウィーンの謝肉祭の道化」を作曲しました。
この曲は、全5曲から構成されるピアノ曲で、そのうち4曲はウィーン滞在中の1839年(3月以前)に作曲され、最後の1曲はライプツィヒに帰郷してから書かれました。
「幻想的絵画」(Phantasiebilder)という副題がついています。