作曲:ラモー|やさしい訴え(恋の嘆き)《ピアノ演奏》
ラモー
ラモーは、1683年生まれのバロック時代のフランスの作曲家です。
クラヴサン
ラモーの時代はまだピアノはなくクラヴサンです。
クラヴサンは16~18世紀の鍵盤楽器です。
鳥の羽軸などで作られた爪で弦を引っかいて音を出します。
チェンバロ、ハープシコード、クラヴサンは同じもののことだそうで、
- チェンバロはイタリア語
- ハープシコードは英語
- クラブサンはフランス語
ということだそうです。
やさしい訴え
“やさしい訴え”という言葉は、あらためて考えると不思議な言葉ですね。
フランス語の「Les Tendres Plaintes」からこのように訳されています。
この曲は、別名「恋の嘆き」とも呼ばれています。
曲目:Les Tendres Plaintes (やさしい訴え・別名「恋の嘆き」)
作曲:Jean-Philippe Rameau(ジャン=フィリップ・ラモー)
演奏:Marcelle Meyer(マルセル・メイエ)
“ 嘆き ” なので、
深く悲しみながらも諦めきれず切に願っている様子
ということでしょうか。
切ないメロディです。
ピアノ演奏
Marcelle Meyer, Les Tendres Plaintes (Rameau) / YouTube
曲目:Les Tendres Plaintes (やさしい訴え・別名「恋の嘆き」)
作曲:Jean-Philippe Rameau(ジャン=フィリップ・ラモー)
演奏:Marcelle Meyer(マルセル・メイエ)
Marcelle Meyer(マルセル・メイエ)は、1897生まれのフランスのピアニストです。
トリルがとても美しく、優しい演奏ですね。
心を惹きつけます。
こんなふうに弾けるようになりたい…
レパートリー
この曲はお気に入りのレパートリーです。
自分の演奏もYouTubeにアップロードしたことがあります。
久しぶりに自分の演奏を聴くとなんかソワソワしますね。
落ち着かないですが、もうしばらくこのままにしておきます。
チャンネルは現在、物置状態ですが、いつかまた録音してみようと思うので、よかったらチェックしてみてください。
Rameau:Les Tendres Plaintes(Rondeau) / YouTube
楽譜
CD
青柳いづみこさんのCD「やさしい訴え~ラモー作品集~」がおすすめです。
ピアノで聴けるラモーの作品集です。
青柳いづみこ (アーティスト) 形式: CD
収録曲(全27曲)をメモしておきます。
「クラヴサン曲集」(1724)より
- 鳥のさえずり
- ロンドー形式によるミュゼット
- タンブーラン
- 田舎風
- やさしい訴え
- 喜び
- 気紛れ
- ミューズたちの対話
- ひとつ目巨人たち
「新クラヴサン曲集」(ca.1728)より
- ガヴォット
- ガヴォットのドゥーブル(6)
- メヌエット(2)
- めんどり
- 異名同音
- エジプトの女たち
「コンセールによるクラヴサン曲集」より5曲
- リヴリ
- 挑発的
- 内気(2)
- 無遠慮
- 王太子妃(1747)
懐かしい風景が目に浮かぶような素敵な演奏の数々です。
気になった方は是非チェックしてみてください。